マクドナルドの高タンパク・筋トレ向きメニュー|公式データで分かった正解は「ビーフ系+サイド変更」【薬剤師が飽和脂肪酸も解説】
マクドナルドは、筋トレ民にとって「行ってはいけない店」のように扱われがちです。私も減量中はマックを避けています。行くのは減量期以外で、頻度は月に1回あるかないか。頼むのはチキン系のバーガーのこともあれば、ビーフ系のこともあります。
ただ、行くたびに気になっていたのがセットのポテトです。バーガーより、ポテトで脂質が一気に増えている感覚がありました。それなら、どのバーガーを選び、サイドをどうすればいいのか。一度、数字で確かめておきたいと思いました。
そこでこの記事では、マクドナルド公式サイトの栄養成分一覧にあるバーガー・サイド65品を集計し、タンパク質の量・効率・脂質・飽和脂肪酸でランキングにしました。結論から言うと、マックの正解は「ビーフ系を選んで、ポテトを替える」です。
結論|マックは「ビーフ系バーガー」と「サイド変更」で決まる

| 用途 | 注文 | カロリー | タンパク質 | 脂質 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 減量中に行くなら | エッグチーズバーガー セット(サイドサラダ) | 400kcal | 22.9g | 19.1g | 610円 |
| ふだん | ダブルチーズバーガー セット(えだまめコーン) | 543kcal | 31.6g | 28.3g | 740円 |
| P40g狙い | ダブルチーズバーガー セット(ナゲット5ピース) | 721kcal | 41.7g | 41.0g | 740円 |
| 朝マック | エッグマックマフィン(単品) | 310kcal | 18.6g | 13.6g | 290円 |
※栄養成分はマクドナルド公式サイトの「栄養成分 一覧表」を2026年10月に集計し、セットはバーガーとサイドを単純に合算しています(ドリンクは0kcalのものを想定)。価格は公式サイトの税込価格で、店内・持ち帰りとも同一。特殊立地店舗・特定店舗・デリバリーでは異なります。
いちばんの発見は、セットのサイドを替えるだけで中身が別物になることでした。公式のバリューセットの商品ページでは、サイドをポテトMのほかチキンマックナゲット5ピース・えだまめコーン・サイドサラダから選べます(追加料金の表示なし)。ポテトをナゲットに替えるだけで、タンパク質は+9.8gです。
マックのバーガー、タンパク質ランキングTOP10

まずは、昼以降に買えるレギュラーメニュー(10:30〜)のバーガー16品を、単品のタンパク質で並べます。
| 順位 | バーガー | タンパク質 | 脂質 | カロリー |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 炙り醤油風 ダブル肉厚ビーフ | 38.0g | 37.1g | 633kcal |
| 2 | 炙り醤油風 たまごベーコン肉厚ビーフ | 30.8g | 27.0g | 517kcal |
| 3 | ダブルチーズバーガー | 26.4g | 25.1g | 459kcal |
| 4 | ビッグマック | 26.1g | 28.0g | 524kcal |
| 5 | エッグチーズバーガー | 22.4g | 19.0g | 390kcal |
| 6 | てりやきチキンジューシーマック | 17.7g | 23.1g | 488kcal |
| 7 | ベーコンレタスバーガー | 17.6g | 21.6g | 384kcal |
| 8 | ザクザクジューシーマック | 17.5g | 22.1g | 452kcal |
| 9 | スパイシーザクザクジューシーマック | 17.5g | 24.7g | 473kcal |
| 10 | チーズバーガー | 15.9g | 13.5g | 310kcal |
単品で30gを超えるのは「炙り醤油風」の2品だけ
マックのバーガーは、単品だとタンパク質が控えめです。30gを超えるのは炙り醤油風の2品だけで、定番のダブルチーズバーガーやビッグマックでも26g台。バーガー1つで食事のタンパク質をまかなうのは難しいので、後で書くサイドの選び方が効いてきます。
減量中の1食で私が目安にしている「P20g・F20g・700kcal」(減量中のコンビニ昼食の記事で書いた私個人の目安です)をレギュラーメニューの単品で満たすのは、エッグチーズバーガー(P22.4g・脂質19.0g・390kcal・280円)だけでした。
チキン系とビーフ系、筋トレ向きはビーフ

私はチキン系もビーフ系も頼みますが、数字で比べると差ははっきりしていました。100kcalあたりのタンパク質は、ビーフ系が5.0〜6.0g(ダブルチーズバーガー5.8g・エッグチーズバーガー5.7g)、チキン系が3.5〜3.9g(ザクザクジューシーマック3.9g・マックチキン3.5g)です。
鶏肉=高タンパクのイメージがありますが、マックのチキン系バーガーはカロリーのわりにタンパク質が少ないのです。チキンを食べたい日は、チキンマックナゲット5ピース(P15.3g・262kcal・290円、100kcalあたり5.8g)のほうが効率よく取れます。
避けたいのは「てりやき」と「メガ」
てりやきマックバーガーはP14.2gに対して脂質31.3gと、ダブルチーズバーガーより脂質が多い。朝マックのメガマフィンもP30.0gですが脂質49.3gです。
セットは「サイドを替える」だけで別物になる

私が感じていた「セットのポテトで脂質が増える」は、数字でもその通りでした。マックフライポテトMは410kcal・脂質20.0gで、タンパク質は5.5g。エッグチーズバーガー1個とほぼ同じ脂質を、ポテトだけで足していることになります。
ダブルチーズバーガー セット(740円)で、サイドごとに比べるとこうなります。
| サイド | カロリー | タンパク質 | 脂質 |
|---|---|---|---|
| マックフライポテト M(標準) | 869kcal | 31.9g | 45.1g |
| チキンマックナゲット 5ピース | 721kcal | 41.7g | 41.0g |
| えだまめコーン | 543kcal | 31.6g | 28.3g |
| サイドサラダ | 469kcal | 26.9g | 25.2g |
- タンパク質を増やしたい日はナゲット:ポテトMよりP+9.8g、−148kcal
- カロリーと脂質を抑えたい日はえだまめコーン:ポテトMより−326kcal、脂質−16.8g
- とにかく軽くしたい日はサイドサラダ:−400kcal
どれも同じセット料金のままです。ポテトを食べたい日も、Sサイズ(−50円)にするだけで−185kcal・脂質−9.0gになります。
用途別のおすすめ|減量中・朝マック・P40g・夜マック

減量中に行くなら:エッグチーズバーガー セット(サイドサラダ)
私は減量中はマックを避けていますが、どうしても行く日の選択肢がこれです。400kcal・P22.9g・脂質19.1gで610円。ドリンクを0kcalにすれば、私の1食の目安に収まります。
朝マック:エッグマックマフィン(単品)
朝マック(〜10:30)ならエッグマックマフィン。100kcalあたり6.0gで朝マックの効率1位、脂質13.6gはソーセージエッグマフィン(30.6g)の半分以下です。
P40g狙い:ダブルチーズバーガー セット(ナゲット5ピース)
トレ後や増量期にP41.7gを取りたい日の組み合わせ。脂質41.0gなので減量中には向きません。少し抑えたい日はサイドをえだまめコーンに(P31.6g・脂質28.3g)。
夜マック:倍エッグチーズバーガー(17時〜)
夜マックの倍バーガーはパティが2倍。倍エッグチーズバーガーは489kcal・P29.9g・420円で、1gあたり約14円です。なお、炙り醤油風の2品は倍バーガーの対象外です(公式記載)。
薬剤師が見る盲点|ビーフ系ほど「飽和脂肪酸」が多い

タンパク質の多いビーフ系は、飽和脂肪酸も多い
マックの栄養成分表には、脂質の内訳として飽和脂肪酸も載っています。ここを見ると、タンパク質の効率がいいビーフ系ほど数字が大きくなります。
- ダブルチーズバーガー:12.1g(チーズとパティが2枚ずつ)
- エッグチーズバーガー:7.8g/マックフライポテトM:7.5g
- 倍ダブルチーズバーガー:18.7g
- ダブルチーズバーガー セット(ポテトM):19.6g
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、18歳以上の飽和脂肪酸の目標量はエネルギーの7%以下です。1日2,000kcalの人なら約15.6g。ダブルチーズバーガー セット(ポテトM)は、1食でこの目安を超えます。飽和脂肪酸は、血液中のLDLコレステロールを上げる方向に働く脂質です。
頻度とサイドで調整すれば十分
月に1回程度のマックを怖がる必要はないと私は考えています。大事なのは頻度を決めておくことと、サイドで上乗せしないこと。ポテトMをえだまめコーン(0.4g)に替えるだけで−7.1gです。LDLコレステロールを指摘されている方や脂質異常症で治療中の方は、主治医や管理栄養士の指示を優先してください。
ほかの外食チェーンとの使い分け
マックでP40gを取ろうとすると、ダブルチーズバーガー セット(ナゲット)で脂質41.0gになります。同じくらいのタンパク質を、ほかのチェーンで取るとこうです。
| マクドナルド | ほっともっと | 大戸屋 | |
|---|---|---|---|
| メニュー | ダブルチーズバーガー セット(ナゲット) | 6コ入りから揚弁当 | しまほっけの炭火焼き |
| タンパク質 | 41.7g | 41.5g | 45.5g |
| 脂質 | 41.0g | 28.2g | 13.1g |
| 価格 | 740円 | 810円 | 1,150円 |
マックは安くて早いぶん、脂質は多めです。私が減量中にマックを避けているのも、この数字を見ると納得でした。脂質を抑えたい日は大戸屋やほっともっと、チェーンをまたいだ比較は外食チェーンのタンパク質コスパランキングもどうぞ。
減量中に外食を避けると、今度は「家で何を食べるか」に困る日も出てきます。そういう時期は、PFCが設計済みの冷凍弁当を冷凍庫に置いておく方法もあります。たとえばマッスルデリのLEANプランは、公式基準で1食P30g以上・脂質15g以下。エッグチーズバーガー(P22.4g・脂質19.0g)より、タンパク質は多く脂質は少ない枠に収まります。3社の比較は宅配弁当の比較記事にまとめています(私はまだ使っていないので、公式の数字ベースです)。
よくある質問(FAQ)
Q. セットのドリンクは何がいい?
カロリーを増やしたくないなら、爽健美茶やコカ・コーラ ゼロなどの0kcalのドリンクです。公式のセット商品ページではミルクも選べ、こちらは138kcal・P6.8gで、タンパク質を少し足せます(脂質も7.8g増えます)。
Q. 平日の昼に安く済ませる方法は?
平日10:30〜14:00のひるまックなら、たとえばダブルチーズバーガー セットが670円(通常740円)です。サイドの選び方はこの記事と同じ考え方で使えます。
まとめ|マックは「ビーフを選んで、ポテトを替える」
- バーガーのタンパク質TOP5はすべてビーフ系。チキン系は17g台
- 100kcalあたりのタンパク質はビーフ5.0〜6.0g、チキン3.5〜3.9g。チキンならナゲット
- 減量中の目安を単品で満たすのはエッグチーズバーガー(P22.4g・脂質19.0g)
- セットのサイドはナゲットでP+9.8g、えだまめコーンで−326kcal(追加料金の表示なし)
- 夜マックなら倍エッグチーズバーガー(420円・P29.9g)
- ビーフ系は飽和脂肪酸が多い。ポテトをコーンに替えると−7.1g
マックは減量中には避けたい店ですが、行く日はビーフを選んで、ポテトを替える。それだけで、数字はかなり変わります。
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参考文献
- マクドナルド 公式サイト「栄養成分 一覧表」(2026年10月確認). マクドナルド(本記事のカロリー・PFC・飽和脂肪酸・食塩相当量の出典として)
- マクドナルド 公式サイト「メニュー」各ページ・バリューセット商品ページ(2026年10月30日確認). マクドナルド メニュー(税込価格・販売時間帯・セットのサイド選択肢の出典として)
- 厚生労働省.「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書. 厚生労働省(18歳以上の飽和脂肪酸の目標量=エネルギー比7%以下の根拠として)
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