外食チェーンのタンパク質コスパランキング|7チェーン300品を「1gあたりの値段」で比べたら、脂質まで見た1位はすき家のとりそぼろ丼
外食でタンパク質を取るとき、気になるのは量だけではありません。同じお金で、どれだけタンパク質が取れるか。私は外食の予算を1食1000円以内と決めているので、ここはかなり大事です。
これまで丸亀製麺、牛丼チェーン3社と、チェーンごとに公式データでメニューを比べてきました。今回はチェーンの垣根を外して、すき家・吉野家・松屋・ほっともっと・やよい軒・大戸屋・丸亀製麺の7チェーン300品を「タンパク質1gあたりの値段」で並べます。
結論から言うと、値段だけで選ぶと上位は揚げ物とかつになります。脂質まで見ると、1位はすき家の旨だしとりそぼろ丼(1gあたり17.3円)です。
結論|1000円以内なら「鶏と魚の丼」が一番安い

場面ごとのおすすめです。どれも1000円以内で、脂質20g以下に収まります。
| 場面 | メニュー | 1gあたり | タンパク質 | 脂質 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 昼・夜 | すき家 旨だしとりそぼろ丼(並) | 17.3円 | 30.6g | 14.4g | 530円 |
| 朝 | すき家 納豆たまかけ朝食 | 16.1円 | 24.8g | 15.6g | 400円 |
| 弁当 | ほっともっと 親子丼 | 20.4円 | 29.4g | 18.9g | 600円 |
| 脂質を抑える | すき家 まぐろたたき丼(並) | 25.0円 | 27.6g | 9.6g | 690円 |
| 定食 | やよい軒 地鶏親子丼 | 25.5円 | 36.1g | 13.8g | 920円 |
※栄養成分・価格は各社公式サイト(2026年10月確認)。価格は店内飲食の税込で、ほっともっとのみ持ち帰りの税込(消費税8%)です。地域・店舗によって異なる場合があります。
集計のルール|「価格÷タンパク質」で比べる
比べ方はシンプルで、価格(円)をタンパク質(g)で割った「1gあたりの値段」です。小さいほどお得になります。
- 対象:7チェーンの丼・定食・弁当・うどん(1食として成り立つもの)。単品のトッピングやサイドは入れない
- サイズ:並盛・普通盛など標準サイズ。やよい軒は白米、ほっともっとはごはん並盛
- 予算:メインのランキングは1食1000円以内
- 朝食:時間限定で安いので、昼・夜とは分けて集計
- データ:すき家・吉野家・松屋は公式栄養成分表(PDF)、ほっともっと・やよい軒は公式サイトの東京都版、大戸屋は秋葉原駅前店の栄養情報、丸亀製麺は公式メニューページ
タンパク質1gあたりの値段TOP10【昼・夜・1000円以内】

昼・夜のメニュー133品を、1gあたりの値段が安い順に並べました。
| 順位 | チェーン | メニュー | 1gあたり | タンパク質 | 脂質 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ほっともっと | 5コ入りとりかつタル弁当 | 17.2円 | 45.9g | 44.2g | 790円 |
| 2 | すき家 | 旨だしとりそぼろ丼 | 17.3円 | 30.6g | 14.4g | 530円 |
| 3 | 松屋 | ごろチキチリソース定食 | 17.5円 | 56.5g | 75.3g | 990円 |
| 4 | ほっともっと | Wロースかつ丼(肉2倍) | 18.5円 | 52.5g | 50.5g | 970円 |
| 5 | すき家 | 明太マヨ旨だしとりそぼろ丼 | 18.6円 | 31.1g | 21.4g | 580円 |
| 6 | ほっともっと | とりかつ得弁ランチ | 18.6円 | 29.5g | 22.0g | 550円 |
| 7 | ほっともっと | 倍盛ロースかつとじ弁当(肉2倍) | 19.0円 | 52.5g | 50.5g | 1,000円 |
| 8 | 吉野家 | から揚げ丼 | 19.1円 | 32.4g | 43.1g | 619円 |
| 9 | ほっともっと | 6コ入りから揚弁当 | 19.5円 | 41.5g | 28.2g | 810円 |
| 10 | すき家 | オクラ旨だしとりそぼろ丼 | 19.8円 | 31.8g | 14.5g | 630円 |
安いメニューほど、脂質も多い
TOP10のうち7品が、とりかつ・ロースかつ・から揚げ・チリソースの揚げ物系です。揚げ物はタンパク質も多いので1gあたりの値段は下がりますが、そのうち5品は脂質が40〜75gあります。減量中の昼食で私が目安にしている「P20g・F20g・700kcal」(減量中のコンビニ昼食の記事で書いた私個人の目安です)だと、脂質だけで2〜4食分です。
その中で、とりそぼろ丼はとりかつタル弁当と0.1円差で、脂質は3分の1。値段と脂質の両方で見ると、実質の1位はこちらです。
チェーン別の分布|牛丼チェーンが安い側に寄る

チェーンごとの傾向です。中央値は、1000円以内のメニューを1gあたりの値段順に並べたときの真ん中の値です。
| チェーン | 1000円以内の品数 | 中央値 | 一番安いメニュー |
|---|---|---|---|
| すき家 | 16品 | 25.2円 | 旨だしとりそぼろ丼(17.3円) |
| 吉野家 | 8品 | 27.2円 | から揚げ丼(19.1円) |
| 松屋 | 17品 | 27.8円 | ごろチキチリソース定食(17.5円) |
| やよい軒 | 16品 | 29.5円 | 味噌かつ煮定食(24.4円) |
| ほっともっと | 55品 | 29.9円 | 5コ入りとりかつタル弁当(17.2円) |
| 大戸屋 | 5品 | 37.1円 | 炭火焼き鶏の親子丼(26.1円) |
| 丸亀製麺 | 16品 | 41.6円 | 釜玉うどん(35.9円) |
※すき家・吉野家・松屋は前回の牛丼3社の記事で集計した丼・定食に、朝食などを加えたものです。
大戸屋は、1000円以内で食べられるのが91品中5品だけでした(中央値1,280円)。1000円を超えてよければ、しまほっけの炭火焼き(1,150円・P45.5g・脂質13.1g・25.3円)のように低脂質で高タンパクな定食もあります。予算に余裕がある日の選択肢です。
丸亀製麺は、うどんの主成分が炭水化物なので、どのうどんも1gあたり35円を超えます。タンパク質はかしわ天で足す前提で考えるのが現実的です。
脂質20g以下で絞ると、残るのは鶏そぼろ・親子丼・まぐろ

筋トレ民として本当に知りたいのは、脂質を増やさずに安くタンパク質を取れるメニューです。そこで「タンパク質25g以上・脂質20g以下」で絞り込みました。
- すき家 旨だしとりそぼろ丼:17.3円(P30.6g・脂質14.4g・530円)
- すき家 オクラ旨だしとりそぼろ丼:19.8円(P31.8g・脂質14.5g・630円)
- ほっともっと 親子丼:20.4円(P29.4g・脂質18.9g・600円)
- ほっともっと 4コ入りから揚弁当:21.7円(P29.5g・脂質19.4g・640円)
- すき家 まぐろユッケ丼:23.4円(P35.1g・脂質16.4g・820円)
- すき家 まぐろたたき丼:25.0円(P27.6g・脂質9.6g・690円)
鶏そぼろ・親子丼・まぐろが中心です。から揚げは、6個入りだと脂質28.2gですが、4個入りなら19.4gに収まります。量を減らすと1gあたりの値段は少し上がりますが、脂質の枠を守れます。
やよい軒では、地鶏親子丼(25.5円・P36.1g・脂質13.8g)とネギまぐろ丼(32.6円・P30.4g・脂質3.3g)がこの条件に入ります。やよい軒は1000円以内でも定食が900円台に集まるので、1gあたりの値段は高めになります。
朝定食は昼より安い|すき家・吉野家が上位を独占

朝食メニュー43品も別に集計しました。昼・夜より安く、上位はすき家と吉野家だけです。
| 順位 | メニュー | 1gあたり | タンパク質 | 脂質 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | すき家 納豆たまかけ朝食 | 16.1円 | 24.8g | 15.6g | 400円 |
| 2 | すき家 納豆まぜのっけ朝食 | 16.3円 | 24.5g | 13.3g | 400円 |
| 3 | 吉野家 Wハムエッグ納豆定食 | 17.0円 | 33.4g | 19.1g | 567円 |
| 4 | すき家 納豆ソーセージエッグ朝食 | 17.9円 | 30.2g | 29.9g | 540円 |
| 5 | すき家 納豆ベーコンエッグ朝食 | 18.0円 | 30.0g | 27.7g | 540円 |
共通点は納豆と卵です。400円でP24g台は、昼のどのメニューより安い計算になります。ソーセージやベーコンが入ると脂質が30g近くまで増えるので、脂質を抑えるなら上位3品です。朝トレ後に外で食べる日の選び方は、シリーズの次の記事でまとめる予定です。
自炊と比べると、外食は約6倍の値段

比較のために、安い高タンパク食材ランキングで使った価格で、自炊の食材も同じ計算をしました。
| 食材 | 価格の目安 | 1gあたり |
|---|---|---|
| 豆腐 | 1丁300g約60円 | 2.9円 |
| とり胸肉(皮なし) | 100g約70円 | 3.0円 |
| ささみ | 100g約90円 | 3.8円 |
| 納豆 | 1パック約30円 | 4.3円 |
| 卵 | 1個約30円 | 5.0円 |
外食で一番安いとりそぼろ丼(17.3円)でも、とり胸肉の約6倍です。ただし外食の値段には、ごはん・調理・片付けの時間が含まれています。食材だけの値段と比べるのは公平ではないので、ここで言いたいのは「外食をやめよう」ではありません。
外食する日は、そのなかで一番コスパのいいものを選ぶ。タンパク質の量を毎日安く積むのは自炊の食材に任せて、外食は「崩れない一食」を選ぶ場と考えると、どちらも続けやすくなります。
よくある質問(FAQ)
Q. 1gあたりの値段だけで選べばいい?
値段だけで選ぶと、上位は揚げ物になります。筋トレ中なら、まず脂質20g以下で絞ってから、値段で比べるのがおすすめです。この記事の「脂質20g以下の6品」がその結果です。
Q. ほっともっとが安く見えるのは消費税のせい?
ほっともっとは持ち帰り専門なので、価格は消費税8%の税込です。ほかのチェーンは店内飲食(10%)で比べています。2%の差で1gあたりの値段が大きく入れ替わることはありませんが、厳密に比べる場合は意識しておいてください。
Q. 大盛りにすると1gあたりの値段は下がる?
チェーンとメニューによります。ごはんだけ増える大盛りは、増えるのがほぼ炭水化物なので、1gあたりの値段は下がりにくいです。量が欲しい日は、サイズよりタンパク質の多いメニューを選ぶほうが確実です。
まとめ|外食のタンパク質コスパは「鶏と魚の丼」で決まり
- 値段だけで選ぶと上位は揚げ物。脂質が40〜75gついてくる
- 脂質まで見ると、昼・夜の1位はすき家の旨だしとりそぼろ丼(17.3円・530円)
- 朝はすき家の納豆たまかけ朝食(16.1円・400円)が最安
- 脂質20g以下で絞ると、残るのは鶏そぼろ・親子丼・まぐろ
- 大戸屋は1000円以内が少なく、丸亀製麺はうどんなので割高
- 自炊の食材は外食の約6分の1。外食は「その日の最善」を選ぶ場と考える
1食1000円以内でタンパク質を取りたいなら、鶏か魚の丼を、標準サイズで。外食チェーンの使い分けは外食チェーン攻略の記事にもまとめています。
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参考文献
- すき家「すき家メニュー 栄養成分一覧表」(2026年10月14日更新). すき家 栄養成分一覧表(PDF)
- 吉野家「メニュー別・栄養成分・アレルギー物質一覧」(2026年10月23日現在). 吉野家(PDF)
- 松屋フーズ「松屋栄養成分・アレルゲン一覧」(2026年10月20日). 松屋(PDF)
- ほっともっと「東京都のアレルギー・栄養成分・原産国情報」(2026年10月1日更新). ほっともっと
- やよい軒「東京都のアレルギー・栄養成分・原産国」(2026年10月1日更新). やよい軒
- 大戸屋「栄養情報」(大戸屋ごはん処 秋葉原駅前店、2026年10月確認). 大戸屋
- 丸亀製麺 公式サイト「メニュー」各商品ページの栄養情報(2026年10月確認). 丸亀製麺
いずれも本記事のカロリー・タンパク質・脂質・価格の出典として使用しました。価格は各社公式サイトのメニューページ(2026年10月確認)の表示価格です。
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