増量が怖い人へ|脂肪をつけすぎないリーンバルクのやり方【実録:体脂肪8.8→11.5%】
「筋肉を増やしたい。でも脂肪がつくのが怖い」——減量を経験した人ほど、増量への一歩が踏み出せなくなります。せっかく絞った体を手放したくないですよね。
その答えがリーンバルク(脂肪の増加を最小限に抑えながら、ゆっくり筋肉を増やす増量法)です。私は5ヶ月のリーンバルクで体重58.6kg→63.0kg、体脂肪率8.8%→11.5%という結果でした。数字だけ見ればかなり上手くいった部類だと思います。
ただ、この記事では成功手順だけでなく、数字が正常でも起きた「心が折れた話」まで正直に書きます。リーンバルクを始める前に、ぜひ最後まで読んでください。
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結論|リーンバルクのやり方5ステップ

| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ① ペース設定が9割 | 週0.25〜0.5%増が目安。私は月1kg(週0.3%)で設定 |
| ② カロリーは小幅プラス | 大幅な上乗せはしない。アプリの自動調整が楽 |
| ③ PFCの型を決める | タンパク質を確保し、脂質を抑えて炭水化物で積む |
| ④ トレンドで管理する | 体重は日々の上下ではなく週平均で見る |
| ⑤ 心の準備をする | リーンバルクでも見た目は変わる。織り込んでおく |
⑤が入っている理由は、後半の「本音」パートで書きます。
リーンバルクとは|「計画的に、ゆっくり」の増量
増量には大きく2つのスタイルがあります。
- ダーティバルク:カロリーを気にせずとにかく食べる。体重は速く増えるが、かなりの割合が脂肪になる
- リーンバルク:小幅なカロリーオーバーを維持して、ゆっくり増やす。増加分に占める筋肉の割合を高くする
筋肉の合成速度には限界があるので、速く増やしても筋肉が速く増えるわけではありません。超過分は脂肪になるだけ。だから「脂肪をつけたくない人の増量」は、必然的にリーンバルク一択になります。
私の実録|設定と結果
私が2025年8月〜12月末の5ヶ月でやった設定と結果です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ペース設定 | 月1kg増(週0.3%増)をマクロファクターに設定 |
| カロリー・PFC | アプリが自動算出(当時は約2,500kcal・P162g・F55g・C336g。※私の体格での数字です) |
| 結果 | 体重58.6kg→63.0kg(+4.4kg)/体脂肪率8.8%→11.5% |
ペースを設定すれば、あとはアプリが体重の推移を見ながら目標カロリーを毎週自動調整してくれます。私がやったのは「食べた物を記録して、出された数字どおりに食べる」だけ。増量の設計で一番難しい部分を外注できるのが、アプリ管理の最大のメリットです。
毎日の食事の中身(すき家も草大福も使う「がんばらない」やり方)は、増量メシの記事に全部書いたのでそちらをどうぞ。
正直な話|数字は成功でも、見た目に心が折れた
ここからが、この記事で一番書きたかったことです。
体脂肪率8.8%→11.5%。リーンバルクとしては十分コントロールできた数字です。それでも私は、鏡に映る自分の変化が嫌になって、予定より早く増量を切り上げました。
絞れていた頃と比べると、腹筋のラインは薄くなり、フェイスラインも少し丸くなる。数字では「正常な増量」なのに、毎日鏡で見る自分は確実に「絞れていない方向」へ変わっていく。これが、減量を経験した人間には想像以上にきつかった。
だからこれからリーンバルクをする人に、私の教訓を3つ置いておきます。
- 「リーンバルクでも見た目は変わる」を最初に織り込む——脂肪を最小限にしても、ゼロにはできません。見た目の変化は増量の仕様です
- 不安が強いなら、ペースをさらに落とす——私も次の増量は月1kgより緩いペースにするつもりです。遅い増量は時間がかかりますが、心が守られます
- 終了条件を先に決めておく——「体脂肪率◯%になったら減量に切り替える」と決めておけば、ズルズル悩まずに済みます
増量は体だけでなく、メンタルの管理でもあります。ここを知っているかどうかで、途中で嫌になる確率がかなり変わるはずです。
リーンバルクの進め方|具体的な手順
- 現状把握——2週間ほど食事を記録して、体重が動かないカロリー(メンテナンスカロリー)の目安を掴む。アプリなら自動でやってくれます
- ペースを設定——週0.25〜0.5%増(体重60kgなら週150〜300g)が一般的な目安。怖い人は下限で
- PFCの型を決める——タンパク質は体重×1.6〜2.2gを確保、脂質は控えめ、残りを炭水化物で積む(※数値は健康な成人の一般的な目安です)
- 週平均で判断——体重は水分で1日1kg平気で動きます。日々の数字に一喜一憂せず、週平均のトレンドで見る
- 終了条件まで来たら減量へ——増量と減量の切り替えも、アプリなら目標を変えるだけです
よくある質問(FAQ)
Q. リーンバルクはどのくらいの期間やるべき?
最低でも3〜4ヶ月は続けたいところです。ペースが遅いぶん、短期間では筋肉の増加を実感しにくいからです。私は5ヶ月でした。「期間」で区切るより「体脂肪率や見た目の上限」で区切る方が、精神的に安定します。
Q. 腹筋は見えなくなりますか?
薄くはなります。私も8.8%→11.5%で腹筋のラインはかなり控えめになりました。ただ「消える」わけではなく、減量すれば戻ります。増量中の見た目は「仕込み中」と割り切れるかが勝負です。
Q. 体重が増えません
まずは記録の精度を疑ってください(飲み物・調味料の記録漏れが定番です)。記録が正確で2週間以上動かないなら、カロリーを100〜200kcal上乗せ。この微調整も、アプリの自動調整に任せるのが一番確実です。
まとめ|リーンバルクは「数字」と「心」の両方で設計する
- リーンバルクは週0.25〜0.5%増のゆっくり増量。速く増やしても脂肪が増えるだけ
- 私の実録は5ヶ月で+4.4kg、体脂肪率8.8%→11.5%(設定は月1kg・週0.3%)
- カロリーとPFCの管理はアプリの自動調整に任せるのが最短
- リーンバルクでも見た目は変わる——これを織り込み、不安ならペースを落とし、終了条件を先に決める
- 数字上の成功と気持ちの納得は別物。心の設計まで含めてリーンバルクです
脂肪が怖くて増量に踏み出せない人こそ、リーンバルクは合理的な選択です。ただし鏡との付き合い方だけは、先に決めてから始めてください。
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