筋トレの分割法とは?全身法・2分割・3分割の選び方【実践ルーティンも公開】
「ジムに通い始めたけど、毎回どの部位をやればいいの?」「全身法とか2分割とか聞くけど、結局どれがいいの?」——ジム通いが軌道に乗り始めた頃に、誰もがぶつかるのがメニューの組み方=分割法の悩みです。
結論はシンプルで、分割法は「週に何回ジムに行けるか」で決めるのが正解です。この記事では、全身法・2分割・3分割の違いと選び方を整理したうえで、筆者が1年以上続けている2分割ルーティンの中身をそのまま公開します。
結論|週の回数で選べばOK

| 週にジムへ行ける回数 | おすすめの分割 | 理由 |
|---|---|---|
| 週1〜2回 | 全身法 | 分割すると各部位の頻度が低くなりすぎるため、毎回全身を刺激 |
| 週2〜3回 | 2分割 | 1回の時間と回復のバランスが最良。多くの社会人トレーニーの現実解 |
| 週4回以上 | 3分割以上 | 部位ごとにじっくりボリュームを稼げる。中〜上級者向け |
迷ったら「続けられる回数」から逆算してください。理想の分割よりも、現実に回せる分割が正義です。
そもそも分割法とは?なぜ部位を分けるのか
分割法(スプリット)とは、体の部位をいくつかのグループに分けて、日替わりで鍛える方法です。部位を分ける理由は主に3つあります。
- 回復と両立できる:筋肉の回復には48〜72時間かかります。部位を分ければ「胸を休ませながら背中を鍛える」ことができ、実質的に連日でもトレーニング可能になります(詳しくはやりすぎ問題の記事へ)
- 1部位あたりのボリュームを確保できる:全身を1日でやると、後半の部位はヘトヘトの状態。分割すれば各部位に集中して十分なセット数をこなせます
- 1回のトレーニング時間を短くできる:種目数が絞れるので、忙しい日でも回しやすくなります
全身法・2分割・3分割の比較
| 全身法 | 2分割 | 3分割 | |
|---|---|---|---|
| 1回で鍛える範囲 | 全身をまんべんなく | 半身ずつ(例:押す系/引く系) | 部位を細かく(例:胸・背中・脚) |
| 1回の時間 | 長くなりがち | 60〜90分に収まる | 短め〜標準 |
| 各部位の頻度 | 週1〜2回 | 週1〜1.5回 | 週1回程度 |
| 向いている人 | 始めたばかり・週1〜2回の人 | 週2〜3回の社会人 | 週4回以上通える人 |
| つまずきやすい点 | 後半の部位が雑になる | 特になし(バランス型) | 頻度が足りないと1部位週1回未満に |
分割の組み方|押さえるべき3原則
- 「押す系」と「引く系」で分ける——胸・肩・上腕三頭筋は「押す」動作、背中・上腕二頭筋は「引く」動作で使う筋肉が重なります。同じ日にまとめると効率的で、回復も揃います
- 同じ部位は48〜72時間空ける——分割の境界をまたいで同じ筋肉を連日使わないように(例:胸の翌日に肩の高重量は避ける)
- 週の合計ボリュームで考える——1回の追い込みより「週に何セットその部位をやったか」が成長を決めます。セット・レップ・ボリュームの基礎もあわせてどうぞ
筆者の2分割ルーティンを全公開
理屈だけでは伝わらないので、私が1年以上続けている実際のルーティンを公開します。週2〜3回、「Day1 → Day2 → 休み」のサイクル(曜日固定ではなく体調と予定で回す方式)です。1回の所要時間は60〜90分。
Day1|押す系(胸・肩・腹)
| 種目 | 部位 |
|---|---|
| ベンチプレス | 胸 |
| インクラインベンチプレス | 胸(上部) |
| ペックフライマシン | 胸 |
| ショルダープレス | 肩 |
| ダンベルサイドレイズ | 肩(横) |
| アブドミナルクランチマシン | 腹 |
Day2|引く系(背中・腕・腹)
| 種目 | 部位 |
|---|---|
| チンニング(懸垂) | 背中 |
| ラットプルダウンマシン | 背中 |
| シーテッドケーブルロウ | 背中 |
| EZバーカール | 上腕二頭筋 |
| スカルクラッシャー | 上腕三頭筋 |
| アブドミナルクランチマシン | 腹 |
腹筋は回復が速い部位なので、両日に入れています。種目や重量はBurnFitで記録して、前回よりわずかでもボリュームを増やすことだけ意識しています。
正直な告白:脚トレは入っていません
見てのとおり、このルーティンに脚がありません。理由は単純で、好きじゃないからです(笑)。その代わり休みの日にランニングやウォーキングを入れて、下半身は有酸素でごまかしています。
ただし、これはおすすめしているわけではありません。脚は体の中で最大の筋肉群で、鍛えれば代謝面のリターンも大きい部位です。真似するなら「脚の日」を設けるか、Day1かDay2の最初にスクワット系を1種目入れるのが本来の正解です。それでも「嫌いな種目を無理に入れて筋トレ自体をやめてしまう」のが一番もったいない——続けられる形を優先するのが、がんばらないボディメイクの流儀です。
体験談|全身法から2分割に変えて何が変わったか
ジムに契約した当初は、宅トレの延長で毎回全身をやる全身法でした。しかしマシンが使えるようになって種目がどんどん増えると、1回のトレーニングが2時間近くかかるように。後半の部位は疲れて集中できず、「今日は全部やらなきゃ」というプレッシャーでジムに行くこと自体が億劫になりかけました。
2分割に切り替えてからは、1回60〜90分で「今日は押す系だけ」と決め打ちできるようになり、心理的なハードルが激減。各部位に集中できるので重量も伸び始め、「Day1→Day2→休み」のリズムが生活に馴染みました。メニューを分けることは、時間の節約であると同時に「継続装置」でもある——これが1年続けた実感です。
よくある質問(FAQ)
Q. 初心者はいきなり2分割でもいい?
週2〜3回通えるなら問題ありません。ただしジムに慣れる最初の1ヶ月は、フォーム習得を兼ねて全身法(各部位1〜2種目)で回すのもおすすめです。種目に慣れてきて「時間が足りない」と感じたら分割のサインです。
Q. Day1とDay2、どちらから始めるべき?
どちらからでもOKです。サイクルで回すので順番の優劣はありません。強いて言えば、優先して伸ばしたい部位の日を「休み明けの元気な日」に当てると効率的です。
Q. 筋肉痛が残っているときはどうする?
別部位の日ならそのまま実行してOK。同じ部位に強い痛みが残っているなら1日ずらしましょう。判断基準は筋肉痛の記事にまとめています。
Q. メニューはずっと同じでいい?
基本の型は同じで構いません。成長が停滞したら、種目の入れ替えやセット数の増減で刺激を変えるのが定石です。まずは「同じメニューで重量・回数を伸ばす」ことに集中しましょう。
まとめ|分割は「続けられる回数」から逆算する
- 分割法は週に通える回数で決める:週1〜2回=全身法/週2〜3回=2分割/週4回以上=3分割
- 組み方は押す系・引く系で分ける+同部位は48〜72時間空ける+週の合計ボリュームで考える
- 筆者は2分割×週2〜3回×60〜90分を1年以上継続中。分割は時間の節約であり「継続装置」
- 理想のメニューより、現実に回せるメニューが最強です
まずは次のジムで「今日は押す系だけ」と決めてみてください。トレーニングの景色が変わります。
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