【服薬指導】薬剤師が実践!相手の話を引き出す5つのポイントを公開!!

一般向け

僕は薬剤師として業務で患者さんの病室へ行って服薬指導を行っています。

その際に意識している、相手の話しを引き出す5つのポイントをを紹介します。

医療関係者以外にもビジネスや恋愛(?)など、さまざまな場面で応用できると思うので、参考にしていただけたら嬉しいです。

はじめまして、病院薬剤師8年目のぽんずです。
日々の学びや自己成長のための情報を記事にしていきます。
医療関係の方はもちろん、自己成長したい方みなさんのためになる情報を掲載しています。ぜひご覧ください。

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安心して話しやすい雰囲気を大切に!

信頼関係が築けないと、自分の事を話してもらえないです。

もちろん、「〇〇病院の薬剤師」、「□□薬局の薬剤師」という肩書きから、多少は信用してもらえると思います。

しかし、悩みや不安といった心の中を包み隠さず話すことはまずしないのではないでしょう。

皆さんも、どんな人かわからない初対面の人に対して自分のことを話すのには抵抗がありますよね。

誰しも初対面の人には、少なからず心の壁を作って自分自身を守ろうとします。

では、あなたの友人や親、恋人、夫婦ではどうでしょうか?

少なくとも初対面を相手に話す場合とでは全く違いますよね!

不信感は持たずに安心して自分自身のことを話しているのではないでしょうか。

この違いは、信頼関係が成り立っていることにあります。

すなわち、話し相手の事を知りたければ、

この人になら相談してもいいかな。

そう思ってもらえるような、安心して話せる雰囲気とテクニックが必要になります。

これができればあなたは聞き上手!

僕が意識している5つのポイントは以下の通りです。

  • 笑顔で丁寧な挨拶をする。
  • 目を見て話す。たまにそらす。
  • 事前に相手の情報を収集しておく。
  • オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを使い分ける。
  • ミラーリング効果を使う。

5つのポイントを押さえることで、あなたは話しやすい雰囲気を作ることができます。

あなたの話が聞きたい!その気持ちを態度で示して信頼関係を築こう!

5つのポイントにどんな効果があるのか?

5つのポイントの確認です。

  • 笑顔で丁寧な挨拶をする。
  • 目を見て話す。たまにそらす。
  • 事前に相手の情報を収集しておく。
  • オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを使い分ける。
  • ミラーリング効果を使う。

この5つのポイントについて詳しくみていきましょう!

笑顔で丁寧な挨拶をする。

挨拶がなければ会話は始まりません。第一印象が笑顔でいると心を開いてもらいやすいです。

笑顔から始まる会話は、お互いを気持ちを開く効果があります。

皆さんも笑顔で挨拶されるととても気持ちいいですよね。

もし怪訝な顔で質問されたら、身構えてしまって安心して話を進めることができません。

笑顔にはリラックス効果もあります。

リラックスして話すことで安心感や信頼できる関係を築きやすいです。

目を見て話す。たまにそらす。

自己紹介や訪問理由などを説明する際にしっかり相手の目を見て話します。

見過ぎると逆にプレッシャーをかけてしまう可能性がありますので注意が必要です。

適度に目をそらすことで過度な緊張感を取り除くことができます。

事前に相手の情報を収集しておく。

自分の事を知ってもらえているという信頼につながります。

医療従事者でいうと、カルテを見て患者さんの入院契機や既往歴などがあります。

情報を共有できていることで、僕(私)のことを知ってくれているという信頼感につながります。

クローズド・クエスチョンとオープン・クエスチョンを使い分ける

相手の反応に応じて答えやすい質問を選ぶことが大切です。

質問は大きく分けて2つに分類することができます。

クローズド・クエスチョン

クローズド・クエスチョンとは閉じた質問ともいい、

「はい」「いいえ」で答えられるような質問や限定的な答えとなる質問です。

医療現場で例を挙げると以下の通りです。

  • 「痛みはありますか?」→「はい。」
  • 「食欲はありますか?」→「ありません。」
  • 「年齢はおいくつですか?」→「75歳です。」

クローズドクエスチョンのメリットは、必要な情報を素早く収集できる事です。

オープン・クエスチョン

オープン・クエスチョンとは開いた質問ともいい、自由に答えることができる質問を言います。

医療現場で例を挙げると以下の通りです。

  • 「どんな症状がありますか?」→「頭痛と吐き気があります。」
  • 「インスリン導入についてどのように考えますか?」→「自分で注射できるか心配です。」
  • 「今後どのように生活を改善していこうと思いますか?」→「禁煙から始めたいと思います。」

オープン・クエスチョンのメリットとしては相手と話のキャッチボールができることです。

会話をやり取りする中で、お互いが信頼関係や安心感を感じることができます。


僕の場合は、オープンクエスチョンから始めて返答や反応によってクローズドクエスチョンへ切り替えて話を進めて行きます。

ミラーリング効果を使う。

ミラーリング効果とは、鏡のように相手と同調する事を言います。

心理学では「同調効果」と言われています。

相手が話した内容を繰り返す事が一番取り入れやりやすい方法だと思います。

相手の言葉をくり返すことで親近感が湧き、「自分を理解してくれている」と安心感に繋がります。

相手に同調する事で、相手は自分が伝えたい事がちゃんと伝わったか確認する事もできるため、より会話がスムーズになります。

ただし、頻繁に使い過ぎると反って不快感を与える事になるので注意しましょう。

結論

最後にまとめです!

  • 笑顔!
  • 目を見て!
  • 相手を知る!
  • 質問を使い分ける。
  • ミラーリング効果!

いかがでしたか?

「当たり前でしょ!」と思うような内容が多かったと思います・

しかし、ちょっと意識するだけで会話の雰囲気が良くなり、お互いに気持ちよく言葉のやり取りができます。

あなたの話が聞きたい!その気持ちを態度で示して、良好な関係を築いていきましょう!

 

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